エンドレス柄

エンドレス柄は終わりのない連続した図柄という意味で
シームレス(つなぎ目のない)柄とも呼ばれています

エンドレス柄のデザインだけが印刷されている生地を
どの方向で裁断して使用しても問題がないデザインということになります
デパート等でよく使用される上下左右のない包装紙のような図柄のイメージです

似たようなもので総柄やモノグラムというものもありますが

総柄はすべて同じ柄で構成されているもので、

モノグラムは2つ(まれに3つ以上)の文字や書記素を組み合わせた記号をいい

エンドレス柄のパターンのひとつとして区別されています

下記に作成時のご参考になるよう画像を使用し詳しく解説しております

エンドレス柄の作成時注意点

①デザインをつなげる

②使用箇所のサイズと図柄のサイズ

③デザインの向き

例えば10cm四方の正方形に図柄を入れます
その正方形を上下左右につなげた時に
デザインが破綻しないデータを作成していきます

①デザインをつなげる

図1は上下左右につなげられるデザインです  図2は上下左右につなげようとするとデザインが破綻します

    

 

同じようなデザインに見えますが

下記のように4つ正方形をつなげると違いが分かりやすくなります

   

 

一部を拡大したものが下記になります

   

図6の矢印の部分がズレていることがお分かりいただけると思います

図8は矢印の箇所が対になっていないためつながりません

つなげられるデータの場合、図7のようにはみ出した個所が反対側にあります

 

 

 

つなげられないデータを左右でつなげると下記のようになってしまいます

 

※正方形からはみ出た部分は、必ず反対側にはみ出した分の図柄が入りますので
作成時に複製してつなげてみるとご確認いただけます

 

 

②使用箇所のサイズと図柄のサイズ

テンプレートにはai(イラストレーター)とpsd(フォトショップ)の2種類があります

それぞれのテンプレートのエンドレス柄デザイン部分は以下のようになっています

 

トートバッグのテンプレートを例に解説していきます

アイテムの種類によって異なりますが

トートバッグのエンドレス柄デザイン枠は10cm×10cmになっています

枠のギリギリまで図柄を配置すると
仕上がりが10cmの図柄になります


トートバッグでは、持ち手部分にエンドレス柄を使用します
図13のトートバッグの持ち手部分は幅が約2.5cmですので、

10cmのキャラクターを配置してしまうと図14のようにキャラクターが切れてしまいます

 

       

 

図15のようにキャラクターを2.5cm以内に配置した場合でも

図16のように裁断の箇所によってはキャラクターが切れてしまうことがあります

  

 

 

※トートバッグの持ち手のように印刷面が細い場合

エンドレス柄でみせたい図柄の全体が確実に見えるようにするためには

図17のようにキャラクターや図柄を小さくし密集させることによって

図18のようにすることができます

  

 

しかしエンドレス柄は上下左右の指定も入れることができないため

キャラクターが横向きになってしまうこともあります

 

次は『③デザインの向き』をご参照下さい

 

※最初にエンドレス柄を入れる場所のサイズを確認していただき

そこにどのくらいのサイズの図柄を入れるか決めていただくと

仕上がりがイメージしやすいかと思います

 

③デザインの向き

スタッフジャンパーの袖を例に解説していきます

図20ように上下があるデザインだと

上下左右の指定が入れられない都合上、図21のようにキャラクターが横向きや逆さまになる場合があります

このようなことを回避するためには

図22のように上下左右どの方向で使用しても問題がないようなデザインにすることにより

図23のような仕上がりにすることができます

 

エンドレス柄は様々なパターンがあり

同じデザインでも使用する場所によって見え方や印象が変わってくると思います

こちらのページでは至らない点、説明不足もあると思いますが

皆様のステキなデザインが実現できるよう

スタッフ一同しっかりサポートさせていただきます

また別のアイテムでの解説や、こんな風にエンドレス柄を入れたいなどのリクエストがあれば順次追記していきます

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